ある女性から「ブログ更新してないやんけ!」とお𠮟りをいただきましたので粛々と更新いたしました。
ジメジメした時期になりますと、アコギの調整依頼が増えます。
ダントツで多いのがネックの反り調整。特に若い子ですね。
「ギターを買ったときにお店の人から、ここは触っちゃいけない」と言われるケースが多いようです。
自分のギターなのに・・・と思いつつ、六角レンチでクイクイと調整してあげます。(無料)
この時点で気づくのですが、俗にいう「安価なギター」、通販でセット198的なギターはネックがウネウネですね・・・
これはどうしようもないのでこのままです。指板矯正なんかしたら原価を大きく上回ります。
ネックを戻してあげるだけで弾きやすくなります。
さらにもう一歩、ブリッジを削って弦高をできるだけ低くしてあげます。(その日の気分で無料)
ギターを始めようとする方は、ギターは買ったものの、何から始めていいやら分からないものです。
ギターの調整に来るということは、ある程度弾けるようになっているということですから、引き続き頑張っていただきたいと思います。
ギターを買うとき、買ったときは、まずそのギターのセッティングで頑張ってみましょう。5万円クラスのギターであれば、メーカーの意図するネックの太さや寸法、弦高の意味が分かると思います。
最近では通販でご購入いただいたお客様から「〇〇mmにセットして出荷して」というご依頼が多くあります。
ご指示には従いますが、先ずはそのギターの「素材の味」といいますが、素の姿でお楽しみいただきたいというのが本音です。
ブリッジを自分で削ることは安易ですので。
プレイアビリティーとサウンド、どちらが欠けてもそのギターの特性は発揮されないと思います。
ここが難しく、楽しいところですね。