憧れのルックスとサウンド
グレッチのギターは比較的手に入れやすい価格で60年代のビンテージが手に入ると思います。
フリマサイトやオークションなどに結構出ていますよね。
ところが、大きな落とし穴が待っています。
高額な修理費用を回避するために個人間売買で「ノークレームで」を合言葉に処分してしまうんですね。
高額な修理代が掛かってしまう要チェック箇所は大きく2点です。
①ギター外周のバインディング劣化
②ネック起き!というか、差し込み角度が真っ直ぐじゃなくなってるんですけど!?
です。
この2点を解消しようとすると、ざっくり20万円ほどの費用が掛かります。
つーか、解消しないと弾けません。
グレッチユーザーならご存知ですよね。残念ながらかなりの確率で発生する不具合です。
当店にて買い取った60年代のグレッチで、このメンテナンスをしっかりクリアしていたのは、某プロギタリストが使用していた1本のみ。
それ以外は全て要メンテナンスでした。
画像のグレッチは64年の6122。
この先輩もメンテナンス敢行です。
グレッチに限らず、うかつにビンテージに手を出すと、なかなか苦労しますね。覚悟が必要な上、神経質な方には向きません。特にバブル世代(笑)
まあ、50年以上前に作られた木製品が、今もなお使いこなせる状態であること自体が凄い事なワケですから
細かいことは抜きです。細かい人はモテません!
でも、個人完売で買う人は、売り手にしっかり質問した方がいいと思います。
「ネックリセットはされていますか?」
「バインディングは交換されいていますか?」