学生の頃、男の60回ローンで購入した57モデル。
日給8000円の日雇い肉体労働を25日間こなし、社長の好意で「お前はよくやった!」と30万円の給料と見たことないピンク色の焼肉食べ放題に連れて行っていただいた翌日、先ずはアメ横でライダースジャケットとREDWINGを買い(この時点で10万円ほど消費)、その足でお茶の水のイシバシ楽器さんで買ったと記憶しています。
購入価格などは記憶にナシ!ただ、もう嬉しくて誇らしげに電車で帰った記憶があります。ライダースとブーツとギターって、結構な荷物ですよね・・・どうやって持って帰ったんだろ。
幾多のライブを経験し、現在に至ります。某有名パンクロックバンドの前座でライブを行った際、ギターの方から「貸してくれ」と言われて貸したのですが、激しいパフォーマンスで冷や冷やしたのを思い出します。
レギュラーラインのレスポールではなく、現在でいうヒスコレの前身であるリーシューという当時ものの復刻版です。
ボディーはオールマホガニーで構成され、ピックアップは確か57classicだったと思います。
年式不明の理由は、ヘッド裏に剥がしづらいシールを貼ってしまい、剥がす際にコンパウンドでガシガシやってしまったので、シリアルが消えてしまいました・・・最初の文字が記憶では3だったと思いますので93年製かもしれませんね。ポットはGibsonオリジナルなのでシリアルから読み取ることができません。
このギターは一度もネック調整をしたことがなく、エボニーの恩恵もあるかもしれませんが、造り込みと材質の良さを感じさせる一本です。
ピックアップは何度も交換しましたが、現在はダンカンのantyquityにて落ち着いています。ビグスビーは後付けで、意外とチューニングの狂いがなく、2曲以上はイケます。
重量は5kgを超えていますが、武道館で20曲も演るわけではないので全く気になりません。
私が生きている限り、大切にしていきたい一本です。(死んだら孫にあげる)
当店ご来店のお客様にも好評価を頂くギターです。お越しの際は手に取って遊んであげてください!