このギターは小生が中学2年のころ、叔父さんから譲り受けたギターです。
一番最初に手に入れたギターとしては比較的高級な部類なのではないでしょうか。
その後、ライブで何回も使った思い入れがあるギターです。
本当はトンガリ系のギターが欲しかったのですが、この「ひょうたん」のような丸っこいギターだったことで不満を抱いていた記憶があります。
ちなみにギターアンプは、当時父親が大枚叩いて購入した8トラのカラオケ機をこっそり使っていました。
そのうち、ラフィンノーズのコピーをするために歪みが欲しくなりまして、同じく叔父さんからもらったヤマハのディストーションを使ったときの衝撃は忘れられません。
10分後にカラオケはできなくなってしまいましたが・・・
ピックアップはSCREAMINという比較的短い期間のみ採用されたピックアップをオリジナルで搭載しています。
ポットをCTS、コンデンサーはオレンジドロップ、ペグはGROVERのロック式に交換しています。
ボディーは王道メイプルトップ/マホガニーバック、マホガニーセットネックで具の詰まった重い方です。
16歳くらいの時、スタジオに行く途中にぶつけてネックにヒビが入ってしまい、慌ててアロンアルファーで補修した(してしまった)残念な痕跡が残っています。が、問題ありません!
このギターは最近はなかなか出番がありませんが、気が向いたら使っています。
現行の大手さんよりは格段に良い材料を使っており、お気に入りのサウンドなのですが、良くも悪くもグレコのギターってグレコの音なんですよね。ローが薄いというか・・・。でも、それも良しです。
この商売をやっていると、高価なSTANDARDを何本も触りますが、このギターに勝るSTANDARDは今のところありません。感情論でしょうけど。